みみずく
ガラスや好きなものの話
アントワネット展に行ってきたよ
- 2013/06/20 (Thu)
- ふらふら |
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先週と違って雨がじゃんじゃん降っていますね!
水やりも楽しいのですが蚊に刺される可能性があるので、恵みの雨は歓迎です。
レモンも膨らんできましたし、トマトも収穫しはじめました^q^甘くて肉厚で美味しかったです。
紫蘇が……予想以上に生い茂って……近場でお庭がある方、欲しかったらゲリラガーデニングに参上しますぜ……。
ダーヤママとかどうですか、そうめんのお供とか天ぷらとか美味しいですよ。
あ、私信ですが、永遠の0はすでに売ってしまったので手元にはないです、ごめんなさい!
お庭といえば豪邸に住まう分銅くんのお庭はいつ遊びに行ってもさみしいばかりなので、私はいつか薩摩芋の種イモを放り込んでやろうかと妄想してしまいます。
いいじゃん芋ほり。蔓は煮物かおひたしだな。
でもよそ様のお家なのでそんなことできない。よって妄想。
でもあの敷地面積は憧れます。美術品がふっつーに置いてある。わんこがお出迎えしてくれる。
さらに美術品といえばくろさかくんのお家は本当に油断ならない。
ふと目をやった先に何某の作家様たちの足跡が……あまり深く考えると悶えるので「くろさかくんのお家だから」と魔法のことばを唱えます。
本来ならキャプションつけて桐箱か薄羊皮紙に包んで保管しておくか、しかるべきところに収蔵しておいたほうがいいんじゃないのかって代物が普通に置いてあるんだ……。
放生会のお化け屋敷よりもよっぽど怖いホラーハウス、それがくろさか邸。
なにはともあれ去年のように豪雨にならなければいいのですが……。
行って来いよ!と各方面からオススメされたアントワネット展、もとい「マリー・アントワネット物語展」に行ってきました。
http://www.marie-monogatari.com/index.html
県美です、須崎公園の中ですね。
須崎公園はいつ行っても静かでちょっと物寂しい感じがします。
噴水とかプランターとか緑がたくさんあるのでなんでだろう?
あんまり人がいないからかな?
私は就活の間で中途半端に空いた待ち時間、カフェに入るお金もないのでたまに須崎公園の椅子でジャケットと革靴脱いでぼへぇーとしています。
入り口から会場に上がるまでの階段の踊り場に柵登場。
高貴さを表す青の柵に金の百合(フランス王家の紋章)。
どこかの門のレプリカなのかな?
マリー・アントワネットの知識としてはベルばら読破、欧州プリンセス関連書籍いちおう読破、前職の学芸員のときにアントワネットにゆかりある作品を取り扱ったこともあって一通りあるかんじです。
すっごいなつ風に彼女を紹介すると、
欧州を牛耳っていたけれど今は名ばかりハプスブルク家の肝っ玉母ちゃんマリア・テレジアの7番目だかなんだかの王女。
遊び事の達人だけれど学問はからっきし。
美少女。
浪費家。
「パンがないならお菓子を食べればいいのに」
ギロチンにかけられる前に処刑人の足を踏んで「ごめんなさいね、わざとじゃありませんのよ。でも靴が汚れなくてよかった」が最期の言葉。
です。
この靴っていうのが
処刑人の靴に踏まれた跡がつかなくてよかった、踏んでごめんなさいね。
なのか、
きったねー処刑人の靴を踏んじゃった私の靴が汚れなくてよかったわぁ。
なのかが、原文のフランス語を見ていないので分からない。
どっちだ。
好きかどうかで言うと私は彼女のことはあまり好みの女性ではない(どちらかというと母親であるテレジアの方が好き。でもテレジアの同情に訴えかける戦法は何度もされるとイラッとする)のですが、17~19世紀のヨーロッパは中々工芸的に群雄割拠で面白いので彼女の生きた時代に興味あり、です。
それまで工房や一門のみで伝承されてきた技術がスパイ活動や引き抜き、保護していた国の翳りなどであっちこっちでパクられ、違う技術と組み合わさったり競い合ったりとまるで妨害・反則ありのマラソンの
よう。
一位になったと思っても目の前でゴールが走って逃げる、みたいな終わりないレースが連綿と続いて現代も競い合っているなんて面白い!
というわけで、アントワネット自身よりも彼女の生涯歴史よりも絵画よりも何よりも、工芸品目的で行ってきました。
大理石の彫像も来てた!
この像の支え方がまた面白い。胸の下あたりで帯一本通るかどうかってくらい狭いトンネル作って固定帯を通して台座に固定していました。
彫像は専門じゃないからそれが普通なのかもしれませんが、一体どうやってあの細長い長方形トンネルをくりぬいたんだろう。電動工具とかない時代なのに。
ガラスだったら台座にテグスで留めるか粘着ゴム板か、カバー付針金で固定だから、作品自体に穴をあけるって発想がなかったなぁ。
なんたって写真撮影オッケーなんですよ!!?(一部だけですが)
本物の、海を渡ってきた工芸品の、王妃ゆかりの品々が、ケース越しに!
復元レプリカや参考衣装がロープ越しに!
頭のてっぺんに帆船が乗った縦ロールのかつらが被れると聞いたら、行くしかないでしょう!!
一人で行ったけれど、係のお姉さんがいたから被れました^q^
重くはないけれど、縦長すぎてバランスがちょっととりにくい。
これ被ってダンスとか無理。
個人的にドキドキしたのが、写真オッケーの展示スペースの天井からのタペストリー。
目の大きなメッシュにプリントされてあって、色の発色がすごくきれいな印刷物なんです。
実は私が前職で最後に担当した展示の会場前バナーに用いたのがこのメッシュ印刷でして、
そのときは一枚目をメッシュに、二枚目をがっつりバナー布にして二重にして掲げました。
そうすることで一枚目が浮き出るというか飛び出すような印象になって、とても好評を得ることができました。
うーん、懐かしい。
あまりこのメッシュ印刷物をよそ様で見ないので、見つけた瞬間びっくりしました。
展示作品ではなく印刷物を撮る私に、学芸員さんガン見。
アントワネット展は今週の日曜日までですので、ご興味がある方はぜひぜひ!
福岡のあとは神戸、岡山に行くみたいですよー詳しくはHPにて!
http://www.marie-monogatari.com/fukuoka.html
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