みみずく

あー福岡好きだー住みやすいしご飯おいしいよー。
観光地はほとんどないけれど！あと西鉄に牛耳られているけれど！
西鉄バスはいいかけげん天神・博多駅のバス減らすべき。都市過密すぎてちょっと外れた地域への交通インフラ死んでいるからね？自治体のコミュニティバスでやっとこさって地域もあるんじゃないかなー？


そろそろ西鉄バスの人から何か言われそうなので、本題へ。

大宰府の九国へ行ってきました。※もう展示は終わっています。
戦国武将が扱った武具防具、工芸品に書物と聞きまして！


天神福岡駅で往復チケット&入場券などなどのセットを購入。
このセット色々細部まで凝っていていいかんじです。

コンコースの中で買った鶯餡と白餡…と注文したのに黒餡だった大判焼きを食べながら二日市→大宰府へ。
一緒に行ってくれた分銅くんときゃっきゃしながらの移動だったのでさらに楽しかった！

大宰府駅はちょっときれいになっていました。
こんなだったかなー？
まあどの駅でも言えることですが栄えている出口側とさみしい出口側の差ってありますよね。
あんまり人が通らない出口側のカードリーダーがちょっぴり寂しげ…を横目にお土産の通りへ。
梅枝餅（120円に値上がりしていた！ショック!!!!）は帰りに買いますー。


大宰府のお宮からワープ！
ちなみにお宮の宝物殿の横には官兵衛ゆかりの井戸があります☆
板が蓋してあるのでちゃんと水が汲めるのかどうかは不明。

このワープゾーン、ゆっくりなのでせっかちさんは横を早歩きしてもいいかも。




入り口。

大きな看板です…おおう。
中は撮影禁止なので写真なしです。
内容は名の知れた戦国大名たちの手記や肖像画、愛用の道具などなど。
官兵衛…長政の名前はちらほらあるのに…。


あ、学芸員として働いていた者として言わせていただくと、撮影禁止って言われたら撮影禁止です！
写メだろうがフラッシュなしだろうが禁止は禁止。

何も考えないまま撮りたいから撮る、という馬鹿者（はっきりと言います）が必ずいるのですが、駄目ったら駄目。

理由としては大きく２つ。

①作品保護
展示物の中には人の呼気や歩く振動、完全防備な保管庫以外で光（勿論展示用の電球、考慮された明るさですが）に当たることで劣化してしまう・疲弊してしまうものがあります。
フラッシュなしなら撮影オッケーな寛大な展示場もありますが、基本的にそれは展示する側の「作品をより多くの方に知っていただきたい」という思いからきていると思っていただければ。

日本は学芸員に対する社会的評価がとても低い国です。
ただのサービス業。
でも本来なら研究職なんです、今現存しているもの、過去から引き継いできた考えや文化を次世代に何一つ欠けることなく受け継がせるお仕事なんです。

なのでガラスケースに指紋ベッタベタにして仕事増やさないでいただきたい。
次に鑑賞する人が不快になるしね。


②所有権
これは大きな展示によくあることなのですが、展示品の中にはよそから借りてきた作品が含まれていたり、寄贈者がいたりします。
特に海外から借りてきた作品なんかには、撮影した写真自体にも版権が発生することも。
人でいうところの肖像権ですね。
貸し出しの契約書には「報道機関以外での写真撮影禁止」と記述される作品は少なくないです。
所有権のない人が勝手にツイッターなどで「この作品見てきました～」なんて写真をアップロードすると、思わぬトラブルになることも。

「私が広めてあげようとしているの！CMみたいなもので、むしろ感謝してよね！」
なんてことを言う方にもたまにお会いしますが、お気持ちだけで大丈夫です…。
あなたが素晴らしいと思うその気持ち以上に、その作品の良さを理解し、広めようとしてくださる方・そしてそのために赤字覚悟で資金を出してくださっている方がいます。だからこそ展示で鑑賞できるんですわ。

口コミのありがたさは分かっていますし、口コミによって盛況になる展示もあるので悩みどころではあるのですが…まあ今は学芸員として動いていないので、上記は芸術品オタクの遠吠えだと思ってください。私、結局大きな展示の中心に立てないまま辞職しましたしね、ちょっともったいなかったかな。


また夏に今度は市博で黒田家ゆかりの品々に会える展示があるので、そのときまたレビューしたく思います。



天満宮の菖蒲！
花の中で菖蒲好きです、というかしゅっとした花がすきなので、菖蒲、剣の花、彼岸花、百合あたりは見かけると嬉しい。


ご飯！中村屋さんでもぐもぐ。
がっつりいくよ！



黒田要素少ない…としょんぼりしたので、大移動。
頑張っているんだか頑張っていないんだか分からないサザエさんロード（観光を県の売りにしたいのなら、本当に大げさなくらい頑張ってアピールすべきだと思います、福岡県）を通って、



福岡市博物館！大宰府→百道。大移動ですわ

なにやら市博の方でアートウィーク？？えーっと、常設展がタダで見られる日だったようで、山笠やら金印やら甕式埋葬ジオラマやら見て満たされました。市博、たまに来ると楽しい。
特別展は藤城清治氏だったかな？女性が多かったです。
私は影絵を見ると「パンを踏んだ娘」を思い出す…。




へし切長谷部のバームクーヘンと実物写真（めっちゃ小さい）の比較。
へし切長谷部の展示はなし。てか市博所蔵だったっけ？

官兵衛が信長からもらったこの刀ですが、官兵衛は荒木村重による監禁のせいで足を悪くしたためあまり振ってないそうです。村重…いやでもあの時代、信長にたてつこうとした根性はすごいのかも…。
それよりも日本号！すごく長い！絶対重い！酒は飲め飲め飲むならば！
とてもきれいな実用武具なので、市民の方にはぜひぜひ見に行っていただきたい！


市博のねガラスのね、「ここガラスだよ！」というシールの形が官兵衛の兜の形でね…いいよね…！
前に行った時よりも官兵衛官兵衛していてとても良いかんじです。



福岡城再現の寄付もしてた！
当然募金した！
このお金がどう巡り巡ってどんな形になるのかは運営側に夢見るしかないのですが、絶対再現してほしい！
福岡はねー住むにはいいんですが観光地が少ないんですよねー。
もういっそ名島城もどうですかね、石は舞鶴に持ってきちゃっていますけれど！



同行してくれた分銅くん、本当にありがとう！
夏の展示もよろしくです！





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