みみずく
ガラスや好きなものの話
横浜トリエンナーレ 行ってきました
- 2017/11/02 (Thu)
- ふらふら |
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グラフィックのお仕事で東京出張に行ったので、そのまま足をのばして横浜へ行ってきました。
なんだかんだで横トリ、毎回行っているのでそろそろ道に慣れるかと思いきや、今回も京急→みなとみらいの乗り換えで手間取りました( ;∀;)
関東の主要駅、広いっすね…。
当日はあいにくの雨!
屋外のボートも安全性のために空気を抜いたとのこと。
なんだかんだで横トリ、毎回行っているのでそろそろ道に慣れるかと思いきや、今回も京急→みなとみらいの乗り換えで手間取りました( ;∀;)
関東の主要駅、広いっすね…。
当日はあいにくの雨!
屋外のボートも安全性のために空気を抜いたとのこと。
横浜トリエンナーレ…というか、このなんちゃらナーレの類に関しては、
主観としては「現代美術」の祭典です。
美術というより、日本語のニュアンスとしては「アート」ですかね、
絵画作品や立体作品だけでなく、概念や作者の思考といった「ものに対する感情、考え、思い」さらに飛んで、「そこにある時間、その経過」などといった具象抽象無形なものも作品として数える場合があり、はっきり言って、考えるんじゃない、かんじるんだ!って感じ。
文字通りの意味で。
もちろん作者の意図や学芸員の解説、専門家の解釈を聞くとなんとなく理解できる部分もあるのですが、他人=作者の作品に対する思いは、鑑賞者には絶対に100%完全に理解できないので、
そういう他とのギャップや
自分の考えとマッチする・しないところ
普段とは違う視点や世界観
これらを楽しんだらいいんじゃないかなーと思います。
さらにフィーリングで述べると、
現代美術というより近代のキュビズムから始まる超現実の世界観はもう意味わかんないところが多々あるのですが、たまぁにそれらが不意に「あっ」てなる瞬間があって、
その一瞬だけはなんというか分かった気になるというか、その感覚が当然のもので自然で、あえて言葉にすることでもないような気になる。
まあ次の瞬間には「いや待て、どういうことだ」とまた振り出しに戻るんですが。
一瞬の開けた感覚が味わえるかは運と鑑賞者自身のコンディションによると思うので、毎回、毎作品に、ピピンッとくるかどうかは分からないのですが、横トリはそういうトリップを味わう予感がそこら中にあると思います。
どこぞのセレブさんたちがてきとーに作って「アート作品です!1億でっす!!(^^)/」みたいなのとは全然違うんで、現代美術になんとなく抵抗感があるって方、今回の横トリはおすすめです。
2017年のテーマは
島と星座とガラパゴス
なんだかメロウで浪漫な雰囲気あるでしょ?
エログロもほぼない…かな、映像系作品が多いので、ゆっくり見て回れます。
横トリは写真オッケー(作品名、作者名の表記、個人利用のみ等のルールあり)なので、いくつかご紹介。
ワエル・シャウキー
映画三部作「十字軍芝居」
ガラスの人形劇~。かわいい人形たち!瞬きとかもする!動かすときにわずかにカシャ、カシャってガラスの響く音がするのがとても良い…。
絨毯の上に座って鑑賞できます。
内容はコミカルなガラスたちや人形劇という字面のメルヘンさからは程遠い宗教&政治のドロっとしたやつです。
場面が頻繁に変わり、登場人物を覚えるのが大変なので、この作品を鑑賞する際には11~12世紀の世界史の知識があった方がいいかも。
神の名のもとに!
パオラ・ピティ
I and I<芸術のために立ち上がらなければ>
おそらく今回の展示の中で人気の高い作品じゃないかと。
2M越えくらいの熊が立ち上がっていたり寝転んでいたり。
実は前日に上野でフランス人間国宝展を見たので、そこの羽細工作品を脳内比較しながら鑑賞しました。
人に使われる工芸と人に伝える芸術に、同じ「羽」という素材が使われているのに、使い方、組み方も全然違って面白かったです。
オラファー・エリアソン
Green Light -アーティスティック・ワークショップ
本当は棚の向こうに回って作品に近づけるんですが、この棚のこの間から見るのが一番いいなと思ったので。
緑、好きなんで一目見て「好き!」となりました。
難民だとか貧困、格差等々の現代社会の問題を、現地の方々などとランプを組み立てるというワークショップの交流を通じて共に考える、というものだそうです。
一緒に何かすると、共通イメージつかみやすそうですよね。
他にも造形物や震災をテーマにしたもの、なんと人工知能の映像作品(今回一番見ていてきつかった)などなどもあり、ゆっくり見て回って2時間くらい?(さくさく見る人は多分1時間もかからないかも)のたのしい時間でした。
テーマの星座にちなんで、タイミングが良ければ一階のサポーターの方が占星術で占ってくれるかもです。
私も占ってもらいましたが、ふーん、へぇ…、んんぅ?ってかんじでした( ˘ω˘ )
本当は赤レンガや黄金町にも展示を見に行きたかったのですが、早めに空港に移動したかったので断念!
横トリの今回の展示はなんとこの3連休で終了です!
大阪や名古屋、福岡などには来ないんで、これらの作品が見られるのはあとわずか。
関東に居る方はぜひぜひ向かってみてください!
横トリ
http://www.yokohamatriennale.jp/2017/
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主観としては「現代美術」の祭典です。
美術というより、日本語のニュアンスとしては「アート」ですかね、
絵画作品や立体作品だけでなく、概念や作者の思考といった「ものに対する感情、考え、思い」さらに飛んで、「そこにある時間、その経過」などといった具象抽象無形なものも作品として数える場合があり、はっきり言って、考えるんじゃない、かんじるんだ!って感じ。
文字通りの意味で。
もちろん作者の意図や学芸員の解説、専門家の解釈を聞くとなんとなく理解できる部分もあるのですが、他人=作者の作品に対する思いは、鑑賞者には絶対に100%完全に理解できないので、
そういう他とのギャップや
自分の考えとマッチする・しないところ
普段とは違う視点や世界観
これらを楽しんだらいいんじゃないかなーと思います。
さらにフィーリングで述べると、
現代美術というより近代のキュビズムから始まる超現実の世界観はもう意味わかんないところが多々あるのですが、たまぁにそれらが不意に「あっ」てなる瞬間があって、
その一瞬だけはなんというか分かった気になるというか、その感覚が当然のもので自然で、あえて言葉にすることでもないような気になる。
まあ次の瞬間には「いや待て、どういうことだ」とまた振り出しに戻るんですが。
一瞬の開けた感覚が味わえるかは運と鑑賞者自身のコンディションによると思うので、毎回、毎作品に、ピピンッとくるかどうかは分からないのですが、横トリはそういうトリップを味わう予感がそこら中にあると思います。
どこぞのセレブさんたちがてきとーに作って「アート作品です!1億でっす!!(^^)/」みたいなのとは全然違うんで、現代美術になんとなく抵抗感があるって方、今回の横トリはおすすめです。
2017年のテーマは
島と星座とガラパゴス
なんだかメロウで浪漫な雰囲気あるでしょ?
エログロもほぼない…かな、映像系作品が多いので、ゆっくり見て回れます。
横トリは写真オッケー(作品名、作者名の表記、個人利用のみ等のルールあり)なので、いくつかご紹介。
ワエル・シャウキー
映画三部作「十字軍芝居」
ガラスの人形劇~。かわいい人形たち!瞬きとかもする!動かすときにわずかにカシャ、カシャってガラスの響く音がするのがとても良い…。
絨毯の上に座って鑑賞できます。
内容はコミカルなガラスたちや人形劇という字面のメルヘンさからは程遠い宗教&政治のドロっとしたやつです。
場面が頻繁に変わり、登場人物を覚えるのが大変なので、この作品を鑑賞する際には11~12世紀の世界史の知識があった方がいいかも。
神の名のもとに!
パオラ・ピティ
I and I<芸術のために立ち上がらなければ>
おそらく今回の展示の中で人気の高い作品じゃないかと。
2M越えくらいの熊が立ち上がっていたり寝転んでいたり。
実は前日に上野でフランス人間国宝展を見たので、そこの羽細工作品を脳内比較しながら鑑賞しました。
人に使われる工芸と人に伝える芸術に、同じ「羽」という素材が使われているのに、使い方、組み方も全然違って面白かったです。
オラファー・エリアソン
Green Light -アーティスティック・ワークショップ
本当は棚の向こうに回って作品に近づけるんですが、この棚のこの間から見るのが一番いいなと思ったので。
緑、好きなんで一目見て「好き!」となりました。
難民だとか貧困、格差等々の現代社会の問題を、現地の方々などとランプを組み立てるというワークショップの交流を通じて共に考える、というものだそうです。
一緒に何かすると、共通イメージつかみやすそうですよね。
他にも造形物や震災をテーマにしたもの、なんと人工知能の映像作品(今回一番見ていてきつかった)などなどもあり、ゆっくり見て回って2時間くらい?(さくさく見る人は多分1時間もかからないかも)のたのしい時間でした。
テーマの星座にちなんで、タイミングが良ければ一階のサポーターの方が占星術で占ってくれるかもです。
私も占ってもらいましたが、ふーん、へぇ…、んんぅ?ってかんじでした( ˘ω˘ )
本当は赤レンガや黄金町にも展示を見に行きたかったのですが、早めに空港に移動したかったので断念!
横トリの今回の展示はなんとこの3連休で終了です!
大阪や名古屋、福岡などには来ないんで、これらの作品が見られるのはあとわずか。
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無限きのこ
プロフィール
HN:
なつ
年齢:
37
性別:
非公開
誕生日:
1986/12/15
職業:
クラフトマン&グラフィックデザイナー
趣味:
ふらふら
自己紹介:
日本のあちこちをふらふらしているチョコと布団が大好きな海辺出身。
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